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福井大学高等教育推進センター長
安田 年博
本学は、「格致(かくち)によりて人と社会の未来を拓(ひら)く」を理念としてあげ、福井の地より、世界の様々な地域において、そこに集う人と共に、持続可能な社会の実現に向けて、新たな未来を拓くことを目指しています。そこで、本学の理念を実現するための道標として、2040年に向け、本学の未来像を具現化するため「福大ビジョン2040」を策定しています。教育については、
- 深い実践的教養を備える卓越高度専門職業人の育成
Society5.0の時代にしなやかな存在感を発揮できる、SpecialistでもありGeneralistでもある卓越高度専門職業人(プロフェッショナル、匠)として、学生が生涯にわたり自らの力を伸長できるよう、課題解決能力や数理データサイエンスを活用できる能力等を十分身に付けた人材を分野横断的に育成する。 このために、学部を超えた多職種連携教育、異分野融合教育、数理データサイエンス教育等を推進し、単なる知識の習得に留まらない実践的教養を培う教育プログラムを構築するとともに、教学マネジメント等学びの質保証を強化し、大学院レベルの創造性・専門性を主体とする教育を向上させる。 - 学生のキャンパスライフの質の向上
キャンパスは、学生が学び、交流し、人間として成長していくのに重要な場であるとの認識の下、デジタル技術を駆使したハイブリッド型教育への転換により学生が意欲的・主体的に学ぶことのできる学生中心のキャンパスを実現する。このために、学生と教職員が共に議論する体制を強化し、学生の声を反映した教育改革を推進する。
を未来像に向けたミッションとしてあげています。
2009年9月に設置された「高等教育推進センター」は、これらを実現するために、学部、大学院及び関連する学内共同教育研究施設等と連携協力し、具体的な施策を企画・実施するとともに、中長期的な課題について提言し、教学支援並びに教学IRの充実などを図ることを目的としており、様々な教育改革を進める司令塔的な役割を果たすものです。昨今、「学修者本位の教育の実現」並びに「個々人の可能性を最大限に伸長する教育への転換」が強く求められており、それには「教育の質保証」に向けた教学マネジメントの確立、その基盤となる教学IRの展開、三つの方針を基盤とした教育プログラムと実施体制の整備、学修成果の可視化、学生の成長を促す学修・生活・就職支援の強化などが不可欠です。さらに、学修や生活面でいろいろな課題を抱えながら過ごしている学生が少なくないのも事実です。本センターでは、本学がこれらの諸課題に適切に対応できるよう、精力的に活動を進めていく所存です。
つきまして、教職員、学生の皆さんにおかれましては、本センターの使命・活動をご理解いただき、ご参加・ご支援をぜひともお願い申し上げます。