センター紹介

 高等教育推進センター(以下「センター」という。)は、平成21年9月に入試企画部門、FD・教育企画部門及び学生支援部門から構成される各学内共同教育研究施設として設立され、高等教育改革を通して本学の教育理念と目標を達成するために、学部、大学院及び関連する各学内共同教育研究施設等と連携協力し、具体的な施策の企画・実施とともに、教学支援及び教学IRの充実など、様々な高等教育改革を進める牽引車としての役割を果たしている。その一つの成果として、第3期中期目標・中期計画(6年目終了時)の国立大学法人評価委員会による評価結果において、「1(1)教育内容及び教育の成果等に関する目標」の評価は「中期目標を上回る成果が得られている」と、その達成状況は高く評価されている。これは、「特記すべき点」の優れた点の一つに「アクティブ・ラーニング(AL)を取入れた科目の割合が令和元年度に約71%に達し、第3期中期目標期間の目標値60%を既に超えるなど、高い学習効果が期待できる方策の導入が進んでいる」ことがあげられているとおり、センターの活動がこの中期計画達成の一助となった証左である。

 また、令和4年9月に教学IR部門を新設し、第4期中期目標期間において「国立大学が我が国社会の公共財として、社会、経済、国民生活等の進歩にどれだけ影響を与えることができるか」というミッションに応えるべく創設された「ミッション実現戦略経費」に係る事業に採択された「教学IRに基づく教育の質の向上―社会的ニーズに応えられる人材の輩出を目指して(取組No.1-2)」の取組みを中心となって担い、共通指標への対応としても喫緊の課題となっている「学修成果の可視化」を各部局に促す取組みなど、全学的な教学IR活動の推進及びそれに基づく教育の質の向上に取り組んでいる。